クリニック開設への思い
この度、青山アレルギークリニックを開設しました院長の飯野晃(旧姓は、赤澤晃)です。当クリニックのコンセプトは、『アレルギー医療の均霑(きんてん)化』です。難しい言葉ですが、適切なアレルギー医療を広く患者様に届けましょう ということです。
青山アレルギークリニックを開設するにあたりこのコンセプトに賛同して一緒にスタートしてくれたスタッフが、小田嶋博医師、増田敬医師、宮原麻衣子医師、森川恵美医師、五十里裕美医師、梶田直樹医師、吉田正美看護師、他1名の看護師です。この中でも、飯野と小田嶋医師、増田医師は、アレルギー疾患の治療ガイドラインの作成に携わってきたメンバーです。治療ガイドラインというは、今でこそお聞きになることがあるかと思いますがエビデンス(科学的根拠)に基づいた標準的な治療指針です。この3名が医師になりたての30数年前には、医療は、経験値の積み重ねで行われてきました。そのため、同じ疾患でもさまざま治療法が存在し、受診する医療機関により治療方法が異なり治療成績が異なることがおこっていました。これではいけないということで、多くの疾患で治療ガイドラインを作成することが始まりました。私たち3名の医師にはそれぞれ師匠とする医師がいます。西間三馨先生(小田嶋先生の師匠)、故馬場実先生(増田先生の師匠)、故飯倉洋治先生(飯野の師匠)の3人の先生方です。3名は、当時の小児のアレルギー医療をよくするために