メニュー

ラテックスアレルギー

ラテックスアレルギーは、天然ゴム製品(天然ゴム製手袋、医用用具等)を使用していた方に起こりやすいアレルギーです。

現在流通している手袋は、天然ゴム製と合成ゴム製があります。手袋によるラテックスアレルギーでは、仕事や家事で長期にわたり天然ゴム製の手袋を使用することで手袋から溶け出したラテックスアレルゲンが皮膚から侵入し、感作がおこります。感作されると、体内にラテックス特異的IgE抗体が産生されるため、その後も接触していると手の皮膚のかゆみ、発赤、じんま疹が出現するようになります。さらに進むと、喘息発作のような呼吸困難、アレルギー性結膜炎・鼻炎の症状、さらにはアナフィラキシーを起こすことがあります。

このアレルギーになりやすい方(ハイリスクグループ)は、医療従事者、介護従事者、製造業などで天然ゴム製手袋を頻用する方と天然ゴム製の医療用具を長期に使用していた方(現在は、天然ゴム製医療用具はごく限られたものだけになっていますので新規発症は少なくなっています)です。

鑑別する必要のある皮膚炎に、ゴム手袋に含有される加硫促進剤などによるアレルギー性接触皮膚炎、刺激性皮膚炎があります。アレルギー性接触皮膚炎は、慢性湿疹タイプです。ラテックスアレルギーと合併することこともあります。検査はパッチテストで判定します。刺激性皮膚炎は、手袋や手袋パウダーによる刺激で起こる湿疹です。

 

検査

  皮膚テスト(プリックテスト)

  血液検査(ラテックス特異IgE抗体、Hev b6特異的IgE抗体)

  使用テスト

などがあります

> 日本ラテックスアレルギー研究会をご参照ください

 

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME