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アレルゲン免疫療法(シダキュア・舌下免疫療法)

アレルゲン(舌下)免疫療法はスギ花粉症、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎(結膜炎)を根本的に治す治療法です。

 

令和5年4月及び5月に「花粉症に関する関係閣僚会議」が開催され、発生源対策、飛散対策、発症・曝露対策を3本柱とする「花粉症対策の全体像」が取りまとめられました。このうち、発症・曝露対策として、花粉症に係る医療・相談体制の整備推進や、アレルゲン免疫療法に関する適切な情報提供や広報等が盛り込まれています。

スギ花粉症対策

これまでは、くしゃみ、鼻水、かゆみを抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬で抑える治療が主流でした(対症療法)。アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因となるスギ花粉、ハウスダストを少量ずつ体に取り込むことで免疫の反応を変えてしまう治療です。簡単に言うと、スギ花粉、ハウスダストに慣れさせてしまい、体が反応しないようにする治療方法です。

昔は、アレルゲンを皮下注射していましたが、舌下(ぜっか)からも吸収できることがわかり盛んにおこなわれるようになってきました。海外では、雑草のアレルゲンの舌下免疫療法も盛んにおこなわれるようになっています。日本国内では、スギ花粉とダニ(ハウスダスト)の舌下免疫療法ができます。

アレルゲン舌下免疫療法のながれ

健康保険が適応されます

1.スギ花粉症あるいはダニによるアレルギー性鼻炎を疑います

2.成人・小児は5歳から治療可能です

3.血液検査でスギ特異的IgE 抗体あるいはダニ特異的IgE 抗体検査を行い、確定診断をします。

3.注意事項の説明があります

  ○ 治療期間は、まず3年間を目安にします

  ○ 副反応、その対処方法をよく理解していただきます

4.はじめの1週間(7回)は、シダキュアスギ花粉舌下錠は、2,000単位、ミティキュアダニ舌下錠は、3,300 単位、その後はそれぞれスギは5,000単位、ダニは10,000単位の錠剤を舌下に服用します。それぞれ開始時の1回目は、クリニック内で指導のもと副反応がないことを確認しながら服薬していただきます。症状の観察は30分間しますので、早めにご来院ください。

5.シダキュアスギ花粉舌下錠5,000単位、およびミティキュアダニ舌下錠10,000単位を安全に舌下服用できることが確認できれば、月1回の処方で経過観察しながら継続していただきます。

6.スギ花粉舌下免疫療法の開始時期は、通常は5月から12月になります(花粉の非飛散時期)。

7.費用:健康保険適応、子ども医療適応です

スギ花粉舌下免疫療法

 初回:初診料+血液検査等費用

 2回目:再診料・処方箋料

    院外薬局で、シダキュアスギ花粉舌下錠2,000単位 7回分

3回目以降:再診料・処方箋料

      院外薬局でシダキュアスギ花粉舌下錠5,000単位 28日分 (調剤料+薬剤料3割負担で約2000円)

鳥居薬品の解説のホームページ

 

 

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